みんなでパンを作って売る。それが楽しい!

  • サービス管理責任者 渥美さん
  • 2013年5月入社
  • 社会福祉士 精神保健福祉士 介護福祉士
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-簡単な自己紹介をお願いします。

渥美) 八王子のパン工房、就労継続支援B型事業所ボンシュシュでサービス管理責任者をしている渥美と申します。

-どんな仕事をしているのですか?

渥美) 店舗のスタッフである利用者様の支援から、厨房に立ってのパン作りや作るパンの企画、売上を上げるためのマーケティング戦略や地域イベントへの出店など、事業所の仕事ほぼすべてに渡ってやっています。

-社会福祉法人SHIPへ入社した理由を教えてください。

渥美) 私は、大学を卒業後ファーストフード運営会社に入社し、店舗運営や販売などに携わりました。その後金融業界に転職し、不動産担保ローンを扱っていました。交渉事が自分に向いているのと、数字が全ての業界の性質が自分に合っていると感じて働いていました。

その後、自分が所属していた外資系の会社が日本を撤退することに伴い、早期退職に応募して2年程度充電期間を持ちました。そのとき縁あって介護職員実務者研修を受け、介護の会社で働き始めました。働き始めてから福祉の世界に興味を持ち始めて、社会福祉士の資格を取りました。

渥美) その後、福祉業界のことを調べれば調べるほど、当時の障害福祉の分野には未解決な社会問題があることが分かり、「私たちは日本一を目指しています」というSHIPの面談のときの言葉に感銘を受け、江戸川にあった障害者グループホーム「サクレ」で世話人として働き始めました。

その後、同じく江戸川で就労継続支援B型のパン工房「エスプリドゥ」のオープニングスタッフとして異動して、八王子の就労継続支援B型のパン工房「エスプリ」を経て、現在の「パン工房ボンシュシュ」の立ち上げに至ります。

-キレイでおしゃれなイメージがあるボンシュシュ、どんな利用者様がいらっしゃるのでしょうか。

渥美) 精神障害をお持ちの方と知的障害をお持ちの方がいらっしゃいます。年齢層は幅広いですが30代後半の方が多いです。男女比は半々で、男女が等しく活躍できる、安心感ある事業所です。

事業所内は活気があり、同時に、職員含めみんなが仕事に丁寧です。みんなで美味しいパンを作って売ろう!という雰囲気があり、私自身事業所にいて楽しいと感じます。きっと利用者様も同じように思っていただけているのではないかと思います。

-2022年4月にボンシュシュを立ち上げてからの運営で感じたことを教えてください。

渥美) 私は、現場の感覚をとても大事にしています。事業所の運営を統括するサービス管理責任者という立場ですが、奥に引っ込んでいて指示だけ出すといった関わり方ではなく、積極的に現場で利用者様と一緒に作業をして現場感覚を持てるようにしています。

厨房に一緒に立ってパン作りをしたり、売れるパンの企画を一緒に考えたり。また、地域のイベントに出店するときにも設営から販売、撤収までずっと一緒にやっていました。すべて解決すべき課題は現場にあります。現場にでて体感したものを大切に、事業所の課題に取り組んでいきたいと考えています。

-ボンシュシュでの仕事のやりがいは、どういったところにあるのでしょうか?

渥美) 一生懸命働いてもらった利用者の皆様へ『高い工賃』として還元することを目的に「どうやったら売れるか」を考え出すところにやりがいを感じています。そのためにはスピード感をもってPDCAを回し、現場の課題にいち早く対応しつつ、その結果を受けて改善するという展開が大事だと思います。

ボンシュシュでは、今それができていると感じています。具体的には、作業の優先順位の見直しだったり、利用者様それぞれに合った役割・作業の分担のしかたであったり、といった地道なことが多いのですが、それらを通して利用者様や職員の成長につながっていることを実感しています。

このスタッフ紹介だけでボンシュシュの支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受け付けておりますので、QRコード(エントリーシート)よりお申込みください。

やればやるほど「成長を実感できる職場」

  • 主任支援スタッフ 成瀬さん
  • 2017年3月入社
  • 臨床心理士
    公認心理師
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―まずは、簡単な自己紹介と福祉の仕事に関わるようになったきっかけを教えていただけますか?

成瀬) ボンシュシュの支援スタッフの成瀬です。
資格は、公認心理師・臨床心理士を所持しています。

以前は、教育相談センターなどで、就学前から18歳くらいまでのお子さんやご家族の相談を受ける仕事をしていました。長く関わる中で、「この子たちは、大人になったら、どこで働いて、どんなふうに暮らしていくんだろう」と思うようになりました。

「子ども時代の支援」で終わらせたくない。その思いが、自分の中で強くなって、福祉の世界に進むことを決めました。

―SHIPに入社された経緯についても、少しお聞かせください。

成瀬) 最初はちょっと変わった理由で…(笑)。

就職先の候補になっていた職場はどこも完全禁煙で、喫煙者の私は困っていたんです。でも、SHIPは喫煙可だったので、それが入社の決め手になりました。

でも、今思えば、ここには人の温かさや、柔軟な考え方があって、自分に合った職場だったなと思います。

―現在はボンシュシュで働かれていますが、どんなお仕事を担当されていますか?

成瀬) ボンシュシュでは、利用者様の作業支援や相談支援を担当しています。それと同時に、パンの生地を仕込んで利用者様へ作業提供する準備も担当しています。

実は私、パンづくりはまったくの初心者でした。でも、やればやるほど上達することに驚いています。
最初は何もできなかった私でも、少し難しい具を包む=「包餡(ほうあん)」の作業がどんどんキレイにできるようになったことに、自分でもびっくりしました。

だから、「不安…」と思っている方でも大丈夫です。ちゃんと練習すれば、ちゃんとできるようになります。

―パンづくりや接客には、どんな魅力を感じますか?

成瀬) まず、お客さまから「ありがとう」と言ってもらえること。それがいちばんの励みです。

そして何より、ボンシュシュには「失敗しても、原因を一緒に考え、次に活かしていこう」という風土が根づいています。

パンが上手く焼けなかったときも、ミスが出たときも、ただ叱られるのではなく「なぜだろう?」とみんなで考える。それが、利用者様にも浸透していて、一緒に前向きに取り組んでくれます。

こういう風土があるからこそ、日々のチャレンジが楽しくなります。私は、ボンシュシュに「共生社会」のひとつの理想の形があると感じています。

―最後に、これからボンシュシュの利用を検討している方へ、メッセージをお願いします。

成瀬) ここには、やればやるほど技術が伸びていく環境があります。そして、それを支えてくれるスタッフや仲間がいます。

実際、ボンシュシュはまだまだ成長途中の事業所ですが、職員も利用者様も向上心が高く、「できること」がどんどん増えていく。言い過ぎかもしれませんが、私は本気で「東京都で一番のB型事業所」を目指せると思っています。

パン作業に興味がある方、挑戦してみたい方、まずは見学からで構いません。

一緒に、新しい一歩を踏み出してみませんか?

このスタッフ紹介だけでボンシュシュの支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受け付けておりますので、QRコード(エントリーシート)よりお申込みください。

忙しさの中でも和気あいあいとした雰囲気

  • パン職人&支援サポートスタッフ 長瀬さん
  • 2023年4月入社
  • 調理師免許
    介護職員初任者研修 修了
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-簡単な自己紹介をお願いします。

長瀬) ボンシュシュで職業指導員として働いている長瀬です。

パン職人としての経験を活かして、日々のパン生地の仕込みや商品の開発、その作り方のレクチャーなどを担当しています。

-パン職人としての経歴を教えてください。

長瀬) 高校卒業後パン業界に入り、20年以上同じパン屋さんで働きました。

そのうち6年間は店舗責任者として、製造作業と同時進行で店舗の運営管理を任されていました。

-福祉業界に携わろうと思ったキッカケや理由を教えてください。

長瀬) 10年以上前に祖父を在宅で介護したことがキッカケで福祉の仕事に興味を持ちました。また、以前の会社で障害者雇用をしていて、障害者の方と一緒に作業していたことも興味を持った一因です。

そのときに一緒に作業をしていて、その取り組む姿勢や成長を傍で感じながら、とても楽しく充実した時間を過ごせたことがキッカケで、この仕事を選びました。

-ボンシュシュでの支援の役割を教えてください。

長瀬) パンづくり、洗い物、掃除などの作業を通して、主体的に行動していく自律心を促すことを意識して支援をしています。

また、利用者様が相互にコミュニケーションを図ることで、社会性を身に着けることができるようサポートしています。

-パンづくりの魅力を教えてください。

長瀬) 気持ちを込めてつくったパンが美味しそうに焼き上がり、そのパンがキレイに陳列されているのを、「美味しそ~♡」と笑顔で購入されていくお客様の様子がみられることは最大の魅力です。

お客様が再来店してくださり、「美味しかったからまた買いに来たよ!」と言っていただけたときは、本当にやりがいを感じて、また頑張ろうと思えます。

そして、焼きあげている最中の甘い香りに包まれていることと、オーブンから出したてのアツアツの焼きたてパンが食べられることは、パン屋さんの特権です!

-美味しいパンをつくる秘訣を教えてください。

長瀬) 技術的なこともいろいろあるのですが、最大の秘訣は「美味しいパンをお客様に食べてもらいたい!」という気持ちです!

パンに対する『愛情』が一番大切だと思います。

-ボンシュシュのパンでこだわっている部分を教えてください。

長瀬) 実は、ボンシュシュでは、他のパン屋さんでは使われないような贅沢な材料を使って生地をつくっているところです。

パン職人としての経験を活かして、その贅沢な生地の魅力がちゃんと伝わるように様々な創意工夫を施しています。

たとえば、はじめて作業する利用者様でも成形できる簡単な方法を採用しつつも、そうは見えないボリューム感のある見栄えのパンを開発しています。

-パンづくりを学ぶ上で、どんな人の成長が早いと思いますか?

長瀬) パンやお菓子づくり、料理が好きな人は、やはり成長が早いと思います。

また、好奇心や探求心の強い人は向上心も強く、教えたことをスポンジのように吸収するので、本当に成長スピードが速いと感じます。

-パンづくり未経験の利用者様に対して、ボンシュシュではどのように教えてもらえるのでしょうか?

長瀬) 月曜日と金曜日の週2回、パン教室を開催しています。

そこでは、パンの形をつくり上げる成形の方法と、最終的に完成させるまでの工程を学べる機会を提供しています。

通常の業務中でも、特性に合わせて個別にレクチャーすることもあります。

イベントなどで多忙なときは個別対応が難しいのですが、通りすがりに作業の様子をチラッとみて、苦手としている部分のコツを伝えたり、その場でマンツーマンでレクチャーすることもあります。

-あらためて、ボンシュシュの魅力を教えてください。

長瀬) ボンシュシュは月間で700万円近くを売り上げるため、毎日とても忙しくて騒々しいのですが、そんな中でも和気あいあいとした雰囲気があることは魅力だと思います。

「嫌々やらされている」感じの利用者様はいません。

自らボンシュシュに通いたいと思える環境が整っていると思います!

-これからボンシュシュに通うことを検討している障害者の人へメッセージを下さい。

長瀬) 毎日慌ただしく、忙しいお店ですが、個々の特性に合わせた支援をしています。

職員は明るくて話しやすい人ばかりです。困ったことがあれば気軽に何でも相談してください。

できる限り対応しますので、安心して通所してほしいと思っています。

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「できた!」が自信につながる場所

  • 支援スタッフ 横澤さん
  • 2024年1月入社
  • 介護職員実務者研修 修了
    中学校・高等学校教諭第一種教員免許状
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―まずは、福祉業界に入られたきっかけや、ボンシュシュで働くまでの経緯を教えてください。

横澤) 大学卒業後、最初は高齢者向けのデイサービスで介護職として働いていました。その職場で障害者雇用の方と関わる中で、「自分は障害について何も知らない」と感じ、障害福祉への関心が深まりました。

もともと教員志望だったこともあり、人に教えたり寄り添ったりする仕事がしたかったので、「支援」と「教育」の両方に関われるボンシュシュでの仕事に惹かれ、転職を決めました。

―現在はどのような役割を担当されているのですか? 支援の工夫についても教えてください。

横澤) ボンシュシュでは、利用者様の得意なことを見つけて、それぞれが“主役”になれるようにサポートすることを大切にしています。たとえば、パンの生地の分割に関して言うと、「分割する人」「機械にかける人」「生地を並べる人」「ラップをかける人」と作業を分担して、それぞれの特性に合った持ち場をお願いしています。

スピード感がある人にはテンポよく進める工程を、単純作業が好きな人には繰り返しの作業を担当してもらうことで、作業効率も上がりますし、自己肯定感も高まると思うんです。

最初からすべてができる必要はありません。まずは「できること」から始めて、スモールステップで少しずつ自信を積み重ねていくことが、就労継続の上ではとても大切です。「できた!」という達成感が自信になり、次の一歩につながると信じています。

―実際、どんな方がボンシュシュを利用されているのでしょうか?

横澤) 10代から60代までと幅広く、精神障害・知的障害・身体障害などさまざまな特性を持った方が通われています。細かい作業が得意な人、予定通りの進行を好む人、臨機応変が苦手な人など、本当に人それぞれです。

だからこそ、支援者側がしっかり観察し、その方の強みや不安に気づいてサポートすることがとても重要だと感じています。

―利用者様のなかで、とくに活躍されている方に共通している特徴はありますか?

横澤)はい、いくつかあります。まずは体調を安定して管理できること。そして、丁寧でスピーディーな作業ができること。さらに、仲間と協力しようという気持ちや、苦手なことにもチャレンジしようとする姿勢がある方は、安定して活躍されている印象です。

一方で「人が多くて落ち着かない」「厨房が狭い」といった声もありますが、そうした課題にもスタッフみんなで工夫しながら対応しています。

―ボンシュシュでは、体調面のサポートも手厚いと聞きました。

横澤) はい。たとえば、1時間に1回の小休憩や、夏場は30分ごとの水分補給など、こまめに声かけをしています。集中すると休憩を忘れてしまう方も多いので、こちらから積極的に促すようにしています。

また、定期面談をおこなってお悩みの解決を一緒に進めたり、パン職人によるパン教室も週2回あり、「もっと上手になりたい」「パン作りは初めてで不安」という方にもぴったりの活動の場になるはずです。

―最後に、ボンシュシュの利用を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。

横澤) ボンシュシュには、本当にいろいろな想いや背景を持った方が通われています。だからこそ、一人ひとりに合ったサポートを大切にしています。

「働くのが不安…」と思っている方も、大丈夫です!

職員がしっかり丁寧にサポートします。

「パン作りは初めて…」という方も、大丈夫です!

実は私も、パンも料理もまったく作れなかったんです。それでも今では、毎日楽しく支援に関わっています。なので安心してください。

「ボンシュシュに来てよかった」と思ってもらえるような時間を、私たちと一緒につくっていけたらとても嬉しいです。安心して、まずは一歩踏み出してみてください。スタッフ一同、心よりお待ちしています!

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自分のペースで成長できる福祉のパン屋さん

  • 支援スタッフ 小島さん
  • 2023年7月入社
  • 介護職員実務者研修 修了
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―まずは自己紹介として、小島さんの経歴について簡単に教えてください。

小島) わたしは長年スーパーマーケットで働いてきました。

販売、レジ、品出し、発注、商品管理、売り場づくり、企画など、本当にさまざまな仕事を経験しました。

その中で培った「お客様とのコミュニケーション力」や「きれいに商品を包装する技術」は、今の仕事にも大いに役立っています。

もともと元気で世話好きな性格ですが、その分、心配性なところがあるかもしれません(笑)。

―福祉のお仕事を選んだきっかけと、社会福祉法人SHIPのボンシュシュに入社した経緯は?

小島) 人生の先を考え、何か資格を取りたいと思ったのが始まりでした。地域や社会に役立てる仕事に惹かれて、介護の勉強をはじめました。

ちょうど介護職員初任者研修を終えた頃、SHIPで働いていた友人から「ボンシュシュで働いてみない?」と声をかけてもらったんです。

パンが大好きで、接客経験も活かせて、資格も活かせる仕事。すべてがつながった瞬間でした!

最初はパートとして2年勤務し、その後、正社員になりました。

―現在の役割と、この仕事の魅力を教えてください。

小島) 店舗での接客や品出しはもちろん、利用者さまがパン作りを円滑に進められるように事前の準備や作業のお願い、パンづくりなどのレクチャーをしています。

そのほか、利用者さまの個別の相談にも対応していますし、イベントに出店して販売を通じた地域交流にも積極的に参加します。店舗や外販でお客様と直接つながれる機会は、皆さんにとっても励みになっています。

とくに、お客様から「ここのパンは本当に美味しい!」と笑顔で言っていただける瞬間は、何度経験しても心が温まります。

また、焼きたての綺麗にできあがったパンをみて「このパンは、誰が作ったのですか?」と工房内を探し回り、作った利用者さまを見つけて、思いきり褒めちぎらせていただくこともよくあります。

みんなで一緒に成長を喜べることも、この仕事の醍醐味だと感じています。

―利用者さまへのサポートは具体的にどのようにしていますか?

小島) ボンシュシュはとても忙しいですが、だからこそスタッフでチーム一丸となり、一人ひとりに合った支援を大切にしています。

たとえば、通所人数が多い日には、利用者さまの得意なことや興味に応じて作業を振り分けます。「できた!」という成功体験を積んで自信を持ってもらいたい一方で、地域のお客様に美味しいパンを届ける責任もある。両方を大切にしているのがボンシュシュの特長です。

利用者さまの中には体調面に不安を抱える方もいらっしゃるので、定期的な面談や日常的な声かけを通じてサポートしています。

「今日は体調が良くない」という時には、無理にパン作りをするのではなく、紙袋のスタンプ押しやチラシ折りなどの軽作業を提案することもあります。

その日の状態に合わせた柔軟な支援があるからこそ、安心して続けられるのだと思います。

個別のサポートが功を奏してか、利用者の皆さんから「今日もパンをたくさん作れて楽しかった!」と声をかけてもらうと、どんなに忙しくても本当に嬉しい気持ちになります。

―ボンシュシュの良いところ、逆にもっと成長できる部分は?

小島) ボンシュシュは一見すると福祉のパン屋さんには見えない、おしゃれで本格的なベーカリーです。そこは大きな魅力ですね。

ただパンが美味しいだけでなく、「ここでパンを買うことが福祉の応援になる」ということをもっと広く知ってもらえたら、さらに成長できると思います。

そういった広報活動も利用者さまと一緒に進めていきながら、福祉のパン屋さんという認知度をもっと高め、みんなで成長していきたいです。

―最後に、これからボンシュシュのご利用を考えている方へメッセージをお願いします。

小島) ボンシュシュは本格的なパン屋さんですが、経験のない人でも安心して取り組める環境があります。

「パンチャレ」というツールを使って、『店舗コース・製パンコース』の2つのコースからレベルに応じた作業を進めていきます。

最初は入門レベルの『道具の名前を覚える』ところからスタートしますので、初心者の方でも安心です。

パン作りを通じて自分の可能性を広げたい方にとって、ここでの経験は大きな力になるはずです。ぜひ一度、その雰囲気を体験しに来てください。

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「はじめてでも大丈夫!」一緒に挑戦できるパン工房

  • 支援スタッフ 山口さん
  • 2024年9月入社
  • 介護職員初任者研修 修了 
    強度行動障害支援者養成基礎研修 修了
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―まずは、これまでどんなお仕事をされてきたのか教えていただけますか?

山口) もともとは青果店で長年働いていました。接客をはじめ、商品管理や売上・利益の管理、新店舗の立ち上げなど、店舗運営に関わる幅広い仕事を経験してきました。

その後、知人の紹介で障がい者向けのグループホームの世話人を始めたのが、福祉の世界との出会いでした。

福祉の仕事に興味を持ったのは、身近に障がいのあるお子さんがいるご家族との付き合いがあったことが大きかったです。自然と「自分も何か力になりたい」という気持ちが芽生えていました。

―社会福祉法人SHIPのボンシュシュに転職された理由は何だったのでしょうか?

山口) グループホームの仕事は本当にやりがいを感じていましたが、我流の支援に限界を感じるようになり、専門性を高めていきたいと思うようになりました。

また、せっかく接客業で培った経験を活かせる場所で働きたいとも考えていました。そのとき興味を持ったのが、就労継続支援B型事業所です。そして、ボンシュシュを見学したときの雰囲気に心を惹かれました。

普通のパン屋さんのように活気があって、都内でも有数の高工賃を実現している。利用者様とスタッフが同じ方向を向いて取り組んでいる姿をみて、「どうしてもここで働きたい」と思い応募しました。

―実際にボンシュシュでは、どんな役割を担っているのですか?

山口) 主に、利用者様の作業の見守りや声かけ、困りごとの相談対応をさせていただいております。

私がとくに大事にしていることは「利用者様の可能性を信じること」です。

はじめから「これは無理」と決めつけるのではなく、「ここまではできるかも」と段階を踏んで挑戦してもらう。その小さな積み重ねが自信につながると信じています。

一人ひとりの得意や苦手を理解し、合ったペースでサポートすることで「安心して通える環境」をつくることを心がけています。

―ボンシュシュには、どのような利用者様が多いのでしょうか?

山口) 精神障害や知的障害、発達障害など、さまざまな特性を持った方が通っています。

年齢層も幅広く、20代の若い方から60代まで。女性の方が多いですが、男性もそれぞれの持ち味を発揮して活躍されています。

パンの成形が得意な方は、まるで職人のようにきれいに形を整えてくれますし、販売が得意な方は明るい笑顔でお客様に接してくださいます。掃除や片付けを率先して行ってくれる方もいて、本当に一人ひとりが持ち味を発揮しています。

「ここで働くのが楽しい」と話してくださる方も多く、時には悩みを抱えることもありますが、一緒に乗り越える中で自信をつけていく姿はとても頼もしいです。

―スタッフの皆さんはお忙しそうですが、実際に、利用者の方々はどのようなサポートを受けられるのでしょうか?

山口) 確かに忙しい日もありますが、スタッフは一人ひとりの特性やその日の状態をよく把握しています。

作業の量や難易度を調整したり、困ったことがあればすぐに相談できる体制を整えています。

体調や気分の変化にも気を配りながら、日々の声かけや定期的に個別の面談機会を設けるなど、コミュニケーションをとても大切にしています。 安心して働ける環境を整えることが、私たちの大事な役割です。

―最後に、これからボンシュシュのご利用を検討されている方へのメッセージをお願いします。

山口) ボンシュシュは働き方の自由度が高く、スキルUP制度の「パンチャレ」に基づいて、ご自分のペースで少しずつスキルを身につけられる環境があります。

また、週2回のパン教室では、職人から直接パンづくりを学べるので未経験の方でも安心です。パンが好きな方はもちろん、「新しいことに挑戦したい」という方も大歓迎です!

まずは、お客様としてのご来店や事業所の見学からお気軽にお越しいただきまして、ボンシュシュの雰囲気を感じていただければと思います。

このスタッフ紹介だけでボンシュシュの支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受け付けておりますので、QRコード(エントリーシート)よりお申込みください。