「誠意を尽くして喜んでもらうことが、自分自身の喜びに」
❝ 元気のひろば ❞ in 駒木野病院
ボンシュシュのメンバーさんのお二人が駒木野病院の「元気のひろば」に登壇いたしました~
今回は当日に話してくださった「自分にとっての働くとは?」について、少し紹介させていただきたいと思います!
障害をお持ちで、これから就職や仕事に向けたトレーニングを進めていきたい人たちへ、ぜひ参考にしていただけますと幸いです。
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働くとは「自分の存在」を社会にアピールするチャンス!
わたしは、人一倍不器用です。
だからこそ自分の能力を最大限に出し切って、一つひとつの仕事に取りかかっています。
そのような姿勢を誠意や情熱として伝えていきたいです。
そして一緒に働く人たちやお客様に見ていただきたいです。
そのような繰り返しの結果、自分の存在が認められときに聞こえてくる「感謝の言葉」が大いなる喜びであり、生きがいになっています。
「明るくて楽しそう」な雰囲気に魅かれてボンシュシュへ
当初は一般企業への就労を目指していましたが、持病の統合失調症の再発に対する悩みも抱えていました。
自分の希望と企業側の条件が折り合わず落ち込んでいたとき、たまたま見かけたボンシュシュのポスターをみて「明るくて楽しそう」「工賃も高いから生活も成り立ちそう」と思ったのがキッカケでした。
「自分のペース」でムリなく働けるところが魅力
朝の8時~10時までの1日2時間、週4日のペースで働いています。
それ以上だと、心と体がもたなくなるのであえてこのようなペースを維持しています。
仕事中は、職人さんや同僚のメンバーさんと、ときには冗談を言い合いながら働いています。
仕事内容は正直なところ大変ですが、苦痛ということは一切ありません。
職人さんはみんな優しくて面倒見がよく、わたしでも2.3ヶ月でいっぱしのパンを作れるようになりました!
私にとっては天国のような職場です。
食べログお客様の高評価で、「誇らしさ」でいっぱいに
仕事の楽しさや喜びは、大きく三つあります。
ひとつめは、自分の作ったパンを職人さんに褒めてもらえたとき。やはり、認めてもらえることは励みになります。
ふたつめは、食べログなどお客様からの高評価をもたったとき。誇らしい気持ちでいっぱいになります。
みっつめは、お給料をもらったとき。今月も一ヶ月、頑張ってきてよかったなぁと、自分を褒めてあげられます。
「負けるもんかっ」と、自分を叱咤激励することも・・・
仕事で苦労する部分は、新たなパンづくりにチャレンジするときです。
人一倍、指先が不器用なので、自分の作ったパンの形がいびつになると、見ているのも嫌になってきます・・・
パンづくりにはある種の感覚が必要とされるので、上達に向けて、ある程度の作成数を熟さなければなりません。
その努力の過程では、焦りや失望、怒りの感情が渦巻いてきて、本当にツラい気持ちになります。
でも、逃げずに立ち向かうために心の中で唱えます。
「誰もが通って来た道なんだ」「今日は昨日よりも上手くできてるぞ」
地道な繰り返しが実を結び、パンづくりのチャレンジを、一つひとつクリアしてきました。
一般就労に向けて「ステップアップ」を積み上げたい
将来の夢は、病気との折り合いをつけながら、障害をオープンにしたカタチで一般企業に就職することです。
そして、社会人としての地位を確立することです。
そこで初めて、自分というものを世の中に出して行けるのではないかと考えています。
今はそのための訓練の最中だと思っています。
完璧な人間ではありませんから、時にはつまずいたり、障害にあたることがあると思います。
でも、これからもそれらを一つずつ乗り越えて、無事にステップアップを積み上げていきたいです!
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